ミューズの子を発行しました。

ミューズの子を発行いたしました。
前期予定表はこちらをご覧ください。   サン=テグジュペリの『星の王子さま』をご存知ですか。ある日、王子様の星にバラの花がひとつ
咲きます。バラは面倒くさいことをいろいろ王子様に要求します。王子様はそんなわがままなバラの
世話をするのが嫌になり、自分の星から家出します。7番目に訪れた地球で、王子様は友達になった
キツネからこう言われます。「ものは心で見るんだ。かんじんなことは目では見えない。君がバラの
世話をした分だけ、君とバラは仲良しになれる」。王子様は5000本の美しいバラを見ても、自分が
話をしたバラのようなバラは1本もないことに気づくのです。あんなにいやになったバラのことが
配になって、王子様は自分の星に帰りたくなります。

    何かを好きになる、大切に思うようになるには、大変なこと、いやなことを乗り越えなければいけ
ないときがあります。友達を待つときのような嬉しい気持ちや、友達との別れのような悲しい気持ち、
こうした「心の働き」はその時には目には見えませんが、とても大切なこと。それが人生の秘密だと
いうことを、この本は教えてくれます。

音楽教室室長 立神粧子